猫の焼印

誠司さんと言う個人の方から猫のデザインの焼印製作を依頼されました。最初にデザインを見たときには、猫とは思わず鳥?と思ってしまいました。丁度、影の具合のより見方が変わるだまし絵のような感じです。近年の猫ブームで猫を飼っている人も多いようですし、色々な猫グッツや可愛らしい猫の動画もよく目にします。私自身はあまり猫は好きではなくどちらかと言えば犬派です。私の小さい頃はあちこちで野良猫を見ましたが、今は殆ど見かける事がなくなりました。多分、原因は地場の漁業の衰退だと思います。サザエさんのストーリーではありませんが、本当に魚を加えた猫があちこちで見られました時代でしたから。
猫の寿命も飼い猫では、20年位あるそうです。只、野良猫の場合には、5~6年といいますので生きていく環境によりかなりの変化があるようです。猫の1歳は人の16歳にあたるそうですが、自然の動物が殆どすべてそうであるように、成熟するまでが短く、中年期長いので単純に猫の1年は人の16年とは言えず、猫の3歳が人の20歳、猫の6歳が人の30歳、猫の9歳が人の50歳位にあたるそうです。
猫をよく見ますと目が人と違うことに気づくと思います。猫の瞳孔は人と違い縦に開くので、見た目がちがうように見えるのでしょう。縦に瞳孔が開くのは、素早く瞳孔の大きさを変えて狩りを有利にすることと、元々、草原の中で暮らしていた事から縦に生い茂った草の中での生活でそうなったという説があるようです。諺に「猫にマタタビ、お女郎の小判」とあるのは知っていますか?どちらも好きで好きでたまらないという意味です。猫は上顎にあるヤコブソン器官という所でフェロモン物質を感知し、マタタビからでる揮発性物質のマタタビラクトンというフェロモン物質を認識します。このマタタビラクトンは、人で言うと麻薬のような働きをし、大脳を麻痺させ、眠気を呼び覚まし、性的な興奮を引き起こして、猫をメロメロにします。又、マタタビは、猫意外にもネコ科のライオンにも利くそうです。

誠司さんの焼印
誠司さんのネコの焼印

上の写真は、誠司さんのネコの焼印をベニア板に試し押しした画像です。上に突き出た部分が尻尾ですが、最初に見たときは白鳥の頭の部分と勘違いしてしまいました。大きさは、幅35mm×高さ37mmで、150W電気ゴテ仕様で作りました。