ブライダルカーの焼印

林様から結婚式用に使うブライダルカーの焼印製作を依頼されました。ブライダルカーとは、よく映画の結婚式の場面で見かける車の後ろに空き缶を沢山くっつけて賑やかに走っている車の事です。アメリカで行われていましたが、交通量が増えてきた近年は、アメリカでも田舎に行かないと見られない風景になっているそうです。元々は、花嫁のお父さんが、娘を託す思いを込めて花嫁の古い靴を後ろにつけて走っていたそうですが、周りに結婚を知らせ、多くの祝福を集めることが出来るようにとか、賑やかな音を出して悪霊を追い払う意味で、音の出る空き缶を沢山つけて走るようになったと言われています。残念ながら、日本ではあまり見ることがありませんが、その理由は、日本の道路では、管轄している警察の許可を取らなければならない事と、安全のために、交通規制をしなければならないので多額に費用が掛かる事がネックになっているようです。前にローカルニュースで無許可で空き缶を引いていたら、交通違反で止められたケースが出ていました。ある結婚式場では、ブライダルカーを花で綺麗に飾り付けて目立つようにして、空き缶を引く音が出る仕掛けをつけたブライダルカーがあることを聞きました。さすが商売人だと思いました。

ブライダルカー焼印
ブライダルカー焼印の画像

上の写真は製作いたしましたブライダルカーの焼印をシナベニア板に試し押しした画像です。大きさは、幅25mm×高さ12mmで80W電気ゴテ仕様で製作しました。サイズ的に小さいので、簡素化されたデザインの焼印になっています。
結婚式に関しては、二人の顔の焼印や引き出物用の家紋の焼印もあります。