ストリートオルガンの焼印

松本様よりご注文頂きました焼印を製作しました。印面にDRAAIORGEL  BOUWという文字がありましたので、なんの事かわかりませんでしたので、調べました所、ストリートオルガンの事だとわかりました。住んでいる所が小樽なので、観光通りの堺町にオルゴール関係のお店が何件かあり、店先でストリートオルガンを演奏しているのを見たことがありましたので、意味がわかりました。ストリートオルガンとは、簡単に言えば、屋台を一回り小さくしたような、台車にのせた楽器で、ハンドルをまわして、フイゴから空気を送ることで、内蔵されているオルガンや太鼓、笛等を演奏する複合楽器で小さなオーケストラと呼べます。皆さんも、テレビ等でヨーロッパで大道芸人の集まる所で演奏する場面を見てると思います。色々な曲が演奏できるように、譜面を表すことの出来る紙製の楽譜(オルガンブックと言うそうです。)に穴を開けて、各楽器に送る空気の流れを制御して、旋律を奏でます。言うなれば、中世のシンセサイザーとでも呼ぶべきでしょうか?同じように、紙の楽譜に穴を開けて演奏できるオルガニートという楽器?を私ももっています。オルガニートは、空気を送るのではなく、ハンドルを回すことで紙の楽譜を動かしてオルゴール用の櫛刃で演奏するものです。私のオルガニートは、ハ長調しか演奏できないので、好きな曲を演奏する場合には、ハ長調に移調しなければならないのが大変ですが。ストリートオルガンは、木製なので、製作したストリートオルガンに製作者の印として焼印を押して使うのでしょうね。木製楽器を作っている方は焼印に興味があるようです。
今日もある方は、松本様のHPを覗いてみてください。

松本様焼印
ストリートオルガン焼印

上の写真は、松本様よりご注文頂きました焼印の試し押し画像です。大きさは幅50mm×高さ11mmで直火式仕様で作りました。