靴に焼印

石垣様より靴に使用する焼印の製作依頼を受けました。靴をみると内側の踵の部分あたりに、メーカー名やブランド名が表示されているのを見ます。普通は、箔押しと言って薄い金色や銀色の箔をホットスタンプで押して使います。箔押しの場合、使っているうちに、箔が剥がれてきて表示が薄くなります。箔押しは、温めたホットスタンプで、箔の裏側の粘着部分を溶かして、表面に接着させるので、箔が剥がれてしまうと表示も消えてしまいますが、焼印で押した場合には、表面部分が焦げ茶色に変色するだけでなく、熱で凹ができますので、長く使っていると、焦げ茶色の部分は薄くなりますが、凹部分が残るために文字が消えることはありません。又、箔押しのような消耗品の必要もない分だけ経済的に使えます。

靴焼印
靴に押す焼印

上の写真は、石垣様からの依頼で製作しましたEmi-Shoes様の焼印です。大きさは50mm×18mmで100W電気ゴテ仕様で製作しました。Emi-Shoes様はフルオーダーメイドで靴を作っています。私も昔、オーダーメイドの靴を持っていました。バイクに乗っているので、バイクのチェンジギアを靴の上で操作するために、靴の上の部分が減ってしまうので、バイク雑誌をみてライダー専門の靴を作っている所に注文しました。柔らかく履きやすくて、バイク仕様の靴ということで気に入っていました。特殊な用途で使うものは靴に限らずオーダーメイドでないと能力を発揮できないので、少し高めになっても作ってもらった方が良いと思います。