学園祭の焼印

札幌にあります屯田北中学校様からの依頼で、学園祭用のどら焼きに押す焼印製作を行いました。屯田北中学校は、札幌北区にある中学校で、生徒数830名という大きな規模の中学校です。私が卒業した小樽の末広中学校は合併して廃校になりましたので、すこしうらやましい気もしました。今回は、最初、FAXでの依頼でしたが、電話での応答過程で、担当の先生がわざわざ出向いてくれることになりました。遠いところありがとうございました。

学校名のロゴ焼印製作

焼印製作用のデザインデータはFAXより作る事になりました。FAXをスキャンして画像データにしてそれを下絵にしてイラストレーターでパスデータを作ります。

FAX原画
焼印用のFAX原画

上の写真は、FAXを画像にしたものです。高さが15cm程ありましたので、その分原寸でトレースしても精度が出るので助かりました。
学園祭で使うどら焼きに押すとの事でしたが、話を聞きました所、自分達でどら焼きに焼印を押すのではなく、お菓子屋さんに焼印を作って渡してどら焼きに押してもらうのだとわかりましたので、お菓子屋さんで通常使う、直火式焼印で柄を90度曲げた仕様で作りました。

出来上がった屯田北中の焼印

通常、どら焼きに押す焼印の場合、職人さんの好みで印面の彫の深さが違いますが、今回は出来上がった焼印をお菓子屋さんに渡すという事だったので、焼印のデザインと押すどら焼きに最適な物と思い、私の方で6ミリ深彫の印面にしました。

屯田北中の焼印
屯田北中の焼印の全体像

上の写真は、出来上がった屯田北中学校の焼印の全体像です。直火式で多くのどら焼きに押すと思われるので、なるべく軽くするために台座のオフセットを少なめにして深彫の焼印にしました。

屯田北中の焼印試し押し

出来上がった焼印は1本づつ、私が試し押ししてから発送する事にしていますので、今回の焼印も厚紙に試し押ししました。本来であれば実際に押すどら焼きに試し押し出来ればよいのですが、どら焼きを用意してない事と、試し押しした物を実際に送る事が出来ないので、通常の試し押しには、厚紙を使用して焼印を押した厚紙をハサミで切り取り焼印に同封して送っています。

屯田北中焼印を厚紙に押す
出来上がった屯田北中焼印を厚紙に押しました。

写真は実際に厚紙に焼印を試し押しした画像です。柄を曲げた直火式焼印の場合には、上から焼印を押す事が難しく、机の上に押した厚紙に綺麗に焼印を押すにはコツが必要になります。

焼印以外の学校の製作物

実はメタルアートでは焼印以外の物も作っています。今回、学校の焼印を掲載しましたので、関係する学校グッツとして載せてみました。

校章のキーホルダー

一番多いのが、学校の校章をキーホルダーにしたものです。開校記念や何周年記念、閉校記念に作る事が多々あります。又、パッケージもパソコンで一緒に作る場合が殆どになります。

片面仕様の校章キーホルダー

校章のキーホルダーを作る場合、片面に校章をデザインして裏面を平らな仕様で作る事もあります。メリットとして製作費を安く抑える事ができます。

高島小学校キーホルダー
製作した高島小学校キーホルダーです。

写真は、片面に校章をデザインして裏面を平らにした高島小学校キーホルダーの画像です。低予算化するためにパッケージもパソコンで一緒に作りました。

パッケージ裏側
高小キーホルダーの裏側

上の写真はパッケージの裏側の画像です。校歌をプリントしました。

両面仕様の校章キーホルダー

裏と表を違うデザインで製作しる場合もあります。この場合には、裏型の製作も必要になりますので、少し高めになってしまいます。

校章キーホルダー表面
2種類の校章キーホルダーの表面です。

左のキーホルダーは陸別小学校の校章で、右のキーホルダーは向陽中学校の校章をデザインしたものです。それぞれ表面のデザインです。

校章キーホルダーの裏面
2種類の校章キーホルダーの裏面です。

それぞれのキーホルダーの裏面で左が凸文字で文字が浮き出たような仕様で「陸小 開校100周年 記念」と書いています。右は凹文字で文字が彫りこまれていて「向陽中学校 開校50周年記念 2003」と書かれています。