ダンボールへ焼印

プラスチックでできた魚箱に押す為に製作しました焼印をダンボールに試し押ししてみました。魚箱と言えば昭和の頃には木製のものが多かったようですが、近年はほとんど見かけなくなり代わりにプラスチック製のものが殆どになってきています。木製の魚箱は、壊れやすく、再利用するには修理が必要だったりするので丈夫で軽く扱いやすいプラスチックのものに変わってきたのでしょう。前に漁師の人に聞いた事がありますが、確かに木製の魚箱には短所もあったけど、魚箱を運ぶ場合には木製の魚箱の方が運びやすく良かったとも言っていました。どうしてかと聞くと、木製の魚箱を荷下ろしする時には、ノンコ(両氏言葉でカギ爪の付いた道具の事)を使っていたので、荷下ろしが早く済んだけど、プラスチック製の魚箱の場合、カギをひっかけて運ぶことが出来ないので、手で持ち上げて運ぶので、能率も悪く、かがみこむので腰も痛くなると言っていました。確かにいい面もあれば悪い面もあるのが普通だと思いました。今回作った焼印は青いプラスチック製の魚箱に凹みをつけるのに使うので、温度の調整がしやすいように電気ゴテ式にして、温度コントローラーを使いました。昔の木製の魚箱に使った焼印の場合には、直火式が殆どだったのですが、今は電気ゴテ式に変わってしまいました。

ダンボールへ焼印
ダンボールへ焼印の画像

上の写真は出来上がった焼印を茶色のダンボールに試し押しした時の画像です。写真の通り幅70ミリありますのが、プラスチックの箱に使うとの事で、木製品であれば300Wの電気ごてを使う所、通常の場合よりも一つ下の200Wの電気ごてを使う事にしました。又、プラスチックに使うとの事でしたので印面の彫も深めの6ミリにすることにしました。