石の焼印

石という漢字をデザインした焼印を製作しました。石というか鉱物を集めていた時期があります。中学校の頃、親戚の家の茶の間に金のように光り輝く石を見たのがきっかけでした。残念ながらその石は金ではなく黄銅鉱という石だと聞かされました。黄銅鉱とは、英語で「キャルコパイライト」といい、キャルコはギリシャ語で銅を表しておりそれと同じくギリシャ語で火を表す「プリステ」が結びついた語句だそうです。名前が黄銅鉱ですが、この鉱物から黄銅(真鍮)が採れるわけではありません。ちなみに黄銅は真鍮と呼ばれメタルアートでも焼印を作る時に使っている合金で銅と亜鉛の合金の総称です。黄銅鉱に話を戻しますと黄銅鉱は、銅の硫化鉱物と呼ばれ、化学式ではCuFeS2と表記されるように鉄も含んだ鉱物です、又、微量に金や銀、亜鉛やニッケルを含むそうです。見た目には金色をしているのでつい金ではないかと思ってしまいます。鉱物には、綺麗な色の物も沢山あり、金や銀や宝石と間違うような美しさの物があります。ちなみに宝石も鉱物ですね?鉱物でない石もあります。私も木の化石を持っていましたが、木の化石は石のように硬いですが鉱物ではありません。好きだった鉱物に方鉛鉱という鉱物があります。方鉛鉱は見た目は金属の塊のように銀色に光るずっしりと重い石で、石の割には柔らかく、釘等で簡単に傷がつきます。方鉛鉱は鉛と硫黄で出来ていて化学式はPbSです。このように見た目に綺麗な鉱物もありますが、触るだけで体に有害な鉱物もありますので、注意も必要です。

石の焼印
石の焼印画像

上の写真は石という文字の焼印を木に押した時の画像です。石という文字の口の部分が桃になっているのが面白いデザインだと思います。大きさは、幅30ミリ×高さ21ミリで100W半田ごて焼印です。