幻灯の焼印

幻灯という文字の入った焼印を製作しました。幻灯と聞くとなんとなく怪しげな雰囲気を感じますが、現代風にスライド映写機と言ってしまうと味気なく感じてしまします。私は、写真を趣味にしていましたので、ポジフィルムで写真を撮る事もありました。ポジフィルムとは、普通の写真用のネガフィルムと違い、撮ったままの画像が焼き付けられるフィルムです。現像したポジフィルムは1枚ずつ専用のプラスチック枠に入れて保存します。この専用枠に入れたポジフィルムをスライド映写機(幻灯機)に入れて白い幕に投影すると大きな画面で表示できるので私の場合は、天体写真を撮って星を観測するのに使っていました。又、小中学校の頃は、授業でスライドを投影してそれを先生が説明するような形の授業も沢山ありました。社会人になってからは、プレゼンでオーバーヘットプロジェクターという幻灯機のような機械を使い説明をしたこともありました。オーバーヘットプロジェクターは、下から光が出ておりその上に透明なシートに書かれた透過原稿を載せて拡大表示する機械です。昭和の頃は色々な講習会で使われていましたが、現在では、パソコン画面を直接投影する事ができるので使われなくなったようです。又、8ミリ映写機もある意味では幻灯機にあたるかもしれません。8ミリカメラで撮ったポジフィルムを連続して投影できる幻灯機が8ミリ映写機です。幻灯機同様にビデオカメラにとって代わられたので今では見る事もなくなりました。私の実家には、8ミリフィルムで撮った映像が沢山残っていますので、暇を見てDVDに移してみたいと思っています。

幻灯の焼印
幻灯の焼印画像

上の写真は出来がった幻灯の焼印を木に試し押しした時の画像です。2重枠のついた焼印で、少し変わった独特の書体で描かれており本当に幻を表しているような不思議な雰囲気の焼印です。大きさは、高さ55ミリ×幅40ミリで、150W電気ごて仕様で製作しました。