焼印眠りネコ

眠っている姿のネコの焼印を製作しました。昔はよく、近所の家の塀の上の日当たりのよい所で眠っているネコを見ましたが、今は、野良猫自体を見る事もほとんどなくなりました。眠りネコといえば、日光東照宮の回廊にある左甚五郎が彫ったとされる眠りネコの彫刻が有名ですね。言い伝えによると左甚五郎が旅をしていて夜の山道で迷ってしまい、人家を探して歩くうちに、薄明りのともる家を見つけて、軒先にでも泊めてもらおうと思い尋ねたら老婆が出てきて、家に入れてくれ、その時に甚五郎の彫り物を見て驚いた老婆が、是非、日光東照宮の建築に携わった方が良いと勧められ、東照宮でネコの彫刻を彫ったら、本物そっくりで生きているようだといわれ、夜な夜な、彫り物のネコが歩き回ると噂されるようになり、ネコが歩き回らないようにと目をふさぎ眠りネコの彫刻にしたとの事です。残念ながら私はまだ日光に行った事がありません。学生の頃、友人の車で日光のいろは坂をドライブする計画がありましたが、私はちょうど外せない用事が出来ていくことができませんでした。今思えば、東京に長く住んでいたのだから、東武線を使えればすぐに行けるのにもったいない事をしたと悔やんでいます。あまり年を取らない内に夫婦で一度日光へ行きたいと思っています。

眠りネコ焼印
眠りネコ焼印の画像

上の写真は眠っいる姿のネコの焼印を木に押した時の画像です。大きさは、幅20ミリ×高さ8ミリで40W電気ごて仕様で製作しました。よく、サザエさんで猫のタマが縁側でひなたぼっこしながら寝ている姿を見た記憶があります。今の家は縁側のない家が多いので、わからないかもしれませんが、昔の祖母の家には縁側があり、座布団を二つに折って重ねて枕にして縁側で昼寝していました。とても気持ちが良くのんびりとした時間を楽しんでいました。