ナキウサギの焼印

杢様の動物の焼印

工房杢様からのご注文でナキウサギの焼印とモモンガの焼印の2種類を製作しました。モモンガの焼印は、動物の焼印紹介ページで使いました。(ムササビと書いていますが?)ナキウサギは、一見した所、ハムスターやネズミに見間違う姿をしていますが、よく見ると目の部分が兎のような感じです。世界中に30種類程生息しているそうで日本では、北海道にエゾナキウサギという種類がいますが北方圏にすむキタナキウサギの亜種になるそうです。ナキウサギは草食動物で草を食べますが、食べた草を1回目の柔らかい糞として排出し、そのあとにその糞を再び食べるそうです。1回目に出す糞は緑色をしておりまだ栄養分が残っていてその残った栄養分を吸収するために糞を食べるようで、2回目の糞はコロコロとした固形のものだそうです。 そういえばテレビでナキウサギの映像を見たことがありますが、険しい岩場の高い地域にすんでいるので、十分に栄養を取るだけの植物が生えていないからでしょう。又、ナキウサギは冬眠しないので、新鮮な草を集めてその草が乾くのをまって固めて巣穴に運んで、寝床と食材として巣穴の中で寒い冬を過ごすそうです。そんなナクウサギですが、北海道に生息しているエゾナキウサギも道央や道東方面に生息しているようで、登山者でもめったに見る事ができない貴重な動物のようです。もし見たいのであれば、食べ物を貯めるために活発に活動する9~10月頃の昼間で、然別湖周辺がよいそうです。ちなみ「ピチュッ」と甲高い声でなくそうなので鳥の鳴き声に間違うことが多いようですので注意してください。

杢様焼印
杢様の焼印画像

上の写真は、杢様のナキウサギの焼印をベニア板に試し押しした時の画像です。可愛らしいデザインですね。大きさは高さ30ミリ程で、100W電気ごて仕様で作りました。