旧漢字を使った焼印

呉海兵団の焼印

近藤様からの依頼で呉海兵団という文字の縦型焼印を製作しました。戦争経験はない私でも呉海兵団の名前は聞いたことがありました。戦前の日本は海軍に力を入れており、世界で初めて空母を作ったのも日本だそうです。戦艦大和や武蔵は世界的にも有名で当時の日本の造船技術の高さを世界に知らしめた程です。勿論、戦艦に限らず、戦闘機のゼロ戦や飛竜等当時の水準からすれば世界有数の性能を誇っていた事は言うまでもありません。戦争はすべきではありませんが、当時の日本の置かれていた立場と国際情勢等からやむなく選択したことはわかります。実は、戦艦には多少興味があり、前に小樽港にアメリカの空母インディペンデンスが入港した時には大勢の人が見学に並びましたが、その中に私も含まれていました。確か1997年の9月だったと思います。当時は、小樽港のような商業的が港に軍艦が来るのはよくないと言われたり、空母インディペンデンスに核が搭載されているのではないかという事から入港反対運動がおこった記憶があります。結局は、核を積んでいるかいないかは、うやむやのまま、入港しましたが、多分、核兵器は積んでいたのでしょうね。1時間以上ならんでようやく空母インディペンデンスに乗船することが出来、写真を撮りまくっていたのは私も同じでしたが?一般公開は2日にわたりましたが、その間に小樽の人口よりも多い30万人が訪れたそうです。なんでも最長で4時間並んだ人もいたそうですのですごい人気ぶりが伺えます。そういえば近ごろ、ニュースで日本の護衛艦加賀の話も聞きます。戦後、日本は、先戦的な兵器を持てないという事で、軍艦の用途を護衛艦としていますが、海外からは、ヘリ空母だともいわれていますね。本来であれば、終戦当時とは、国際状況が全く違い、小さな紛争や衝突がいつ起きても不思議でない現状なので、憲法を現状に合わせて考え直して、国としての正当な権利として自衛隊?について考えないとならない時だと思います。

近藤様焼印
近藤様の焼印画像

上の写真は、近藤様の焼印を木の板に試し押しした時の画像です。大きさは、幅25ミリ×高さ73ミリで直火式の柄が真っすぐな焼印で作りました。