アメリカの焼印

下村石膏東京オフィス様からの依頼でアメリカで使用する為の焼印を作りました。下村様には、前にご注文頂きましたので、今回は追加で同じものを2本製作する事になりました。前回の製作の時もアメリカから現地で使っている電気ごてを送ってもらいそれに焼印の印面を取り付けて納めました。(前回の内容の詳細は海外からの焼印依頼ページにあります。)今回、送られてきたアメリカ製の電気ごては前回の物より小さく40Wと表示されていましたので、前回の電気ごては大きすぎたようで小さい物に変えたようです。印面は、デザインも大きさも前回と変わりませんのでそのまま、電気ごてに取り付ける事になります。国産の電気ごてですと試し押しをすることが出来ますが、海外産の電気ごての場合、試し押しできませんので、印面部分を電気ごての棒にロウ付けした後の余熱を利用して、試し押しする程度の確認になります。

左の写真は、出来上がった下村様の焼印の全体を写した画像です。今回、アメリカから送られてきた電気ごては、持ち手の部分が三角柱になっているお洒落なデザインのもので、日本では売られていない形のものです。表示が40Wになっていましたので、電圧の低い日本で、工夫して試しても本来の能力の40Wまで熱量をあげることはできないのが残念です。 右の写真は、印面側から写したものです。今回も前回同様に、印面の彫の深さは、5mmと深めに彫りました。写真の印面が汚れているのは、ロウ付けの為に加熱した時の変色で、使用には、問題はありません。前回の時と同じく、割り箸におして使うそうですので、前回のような先が曲がった電気ごてではなく、真っすぐなものにしたかもしれないと今思いました。