ハルオ様から還暦を記念する焼印製作の依頼を受けました。そういう私も今58才ですので、もうすぐ還暦です。少し前まで還暦とは考えても見ませんでしたが、今は射程距離内に迫ってきて不思議な気持ちです。還暦とは、満60才を祝う事ですが、より詳細にみますと、十干(じっかん)とよばれる甲：きのえ、乙：きのと、丙：ひのえ、丁：ひのと、戊：つちのえ、己：つちのと、庚：かのえ、辛：かのと、壬：みずのえ、癸：みずのと、と十二支を組み合わせた甲子から始まり癸亥までの60周期を一回りしたことをお祝いする行事で、赤いちゃんちゃんこや赤い下着等を送る習わしがあります。赤は、魔よけになり、60周期で一回りして誕生時に戻るという事から赤い衣装等を送るようになったという事です。西洋では還暦はありませんが、60周年のダイヤモンドを送る習わしがあるそうです。
又、同じようなお祝いで、古希(70才)、喜寿(77才)、傘寿(80才)、卒寿(90才)等があります。この中で特に還暦は、祝う人が多く、それは、退職する年齢が60才だった事に関連づけてお祝いする場合が多く、メタルアートでは、還暦祝いの焼印だけではなく、退職後のお金の心配がいらないようにという願いと還暦祝いを兼ねた還暦記念銭の製作も行っています。
上の写真は、ハルオ様の還暦記念の焼印を厚紙に試し押しした時の画像です。大きさは、幅30ミリ×高さ25ミリで100Ｗ電気ごて仕様で製作しました。