座右弓の焼印

小山弓具店様からの依頼で座右弓と書かれた焼印を製作いたしました。最初は、座右弓とは、何の事だろうかと思いましたが、弓を引く練習をする為に使う弓の柄の部分にゴム紐のついたトレーニング機器だとわかりました。昔流行ったブルーワカーの弓版みたいなものです。私も、コンパウンドボウという強化プラスチックと滑車を組み合わせた弓をもっていますが、引くのが大変でした。普段あまり使わない筋肉を使うのでキツメの弓を引くには筋トレが必要になります。コンパウンドボウは、ゲリラ戦で使う目的で作られていますので、耐久性があり、コンパクトで強力な弓でレーザーサイトで狙いを定めますが、和弓は長くでしなやかな弓で弓全体を使って矢を射る感じがします。 高校時代に学校の近くに弓道場があったので、手伝いをさせられた記憶があります。もちろん弓道部ではなかったのですが大会運営に人手が足りなく駆り出されました。弓道場の雰囲気は好きですが、弓道のことは何もしりませんでしたので係りの人に指示されて動いていただけでした。

左の写真は、小山弓具様の依頼で製作いたしました座右弓の焼印です。大きさは高さ23mm×幅10mmで直火式焼印で作りました。線の太さが違う面白いデザインの枠に古印体の書体で座右弓としました。右は座右弓の現物写真です。本物の弓と同じ矢摺とうが巻かれており、もった感覚も弓と同じくなります。
近頃は、弓道女子が人気で、弓を射る姿をyoutube等で見かける事が多くなっています。