チョコレートの焼印

湯川様からのご注文でチョコレートの箱に使う焼印を製作しました。チョコレートに自体に焼印を使いたいとの話もありましたが、文字が細かくてチョコレートには不向きでしたので、箱に押すことになりました。前にチョコレートに焼印を押したいことので相談されたときは、デザイン的に押せそうなデザインでしたので作って見ましたが、いざ、加熱してチョコレートに使うと回りまでグチャグチャになり輪郭もわからない状態で、しかも、印面の周りに溶けたチョコレートがくっついてしまい使えるような状態でなかったので、最終的に焼印ではなく、食品用のシリコンゴムで印面を作り、溶かした熱いチョコレートの上に冷たいシリコンゴムの印面を乗せるとチョコレートの表面が固まり、焼印よりも綺麗に押すことができました。又、チョコレートがくっつかなかったので使いやすく、その後、同じお客様から、食品用のシリコンゴムでチョコレートの型を作る相談を受け、板チョコ用のシリコンゴム型を製作した事がありました。逆転の発送で、固まったチョコレートに熱した焼印を使うのではなく、溶けたチョコレートに冷えた印を押すことで使える場合もあることがわかりました。チョコレート用に冷たい焼印(焼印とは言わないですね)を研究してみようかと思います。金属の印面に冷たい水を通して温度を下げて、溶けたチョコレートに押せるようになるかもと思っています。

湯川様焼印
チョコレート焼印

上の写真は湯川様からのご注文で製作いたしましたチョコレートの箱用焼印です。幅57ミリ高さ7ミリの細長い焼印で、100W電気ゴテ仕様で製作いたしました。