電話番号の焼印

細長い電話番号だけの焼印を作りました。住所や会社名等と一緒になった電話番号の焼印は時々作りますが、電話番号だけのものは珍しいです。電話というと今は携帯電話が主流になり、固定電話(家電)ほ少なくなってきています。学校の父母の連絡網でも家電より携帯電話の番号の方が多く、さらに携帯電話だけで家に固定電話がない家の方が多いくらいです。昭和30年代生まれの私が小学校の低学年の頃には電話がある家はまだ少なく、通っていた高島小学校にも、学校の電話として職員玄関の所に木製の箱型の電話でハンドルを回して交換手とつなぐ方式の物がありました。もちろん私の家にも電話がなかったので、近くの親戚の家の電話を借りて使っていました。小学校の高学年の頃になると私の家も商売をはじめましたので、家に電話がつきました。当時の電話は黒電話とよばれる真っ黒な電話機で、円形のダイヤルの穴の下部分に0から9までの数字が書いてあり、その数字の穴の部分に指を入れてダイヤルを回してかけるタイプでした。そのダイヤルの中心部分に日本電電公社のマークが入っていたのを今でも覚えています。その後、高度成長期で各家庭に電話が復旧していきました。今の仕事を始めるときにも電話をつけましたが、その時は、電話の権利を買わないと電話をつけることが出来ませんでした。確か当時で1回線分7万円位かかったと思います。仕事を始めるのでFAXと電話が必要でしたので2回線分の電話加入権を購入しました。まだ、メタルアートの貸借対照表の資産の項目に電話加入権という科目で残っています。今となってはこの電話加入権、売る事も出来ないので、このまま試算表に残っていくと思います。最初は2回線で電話とFAXに分けていましたが、FAX電話が復旧した時に1本の回線にしたので、1本分の電話加入権が使わないまま残っている状態です。

電話番号焼印
電話番号の焼印画像

上の写真は出来上がった電話番号の焼印を木の板に押した時の画像です。番号の末尾は個人情報の観点から塗りつぶして隠してあります。見た通りの横長の細長い焼印で、幅35ミリ×高さ3ミリの小さな焼印で100W用の半田ごてに取り付けて製作しました。又、この時に同時にFAX用の番号の焼印も作り、2本の焼印を1本の100W用電気ごてで差し替えて使う仕様にしました。