ゴムへの焼印

地元、小樽の第一ゴム様の焼印を製作しました。第一ゴム様は主にゴム長靴を作っている会社です。小樽は、元々は、漁業で栄えた街で、北洋漁業が盛んな頃は市内に数百件の水産加工場があり、そんな仕事の中で使うゴム長靴の需要があったと思います。今でも魚市場があり、水産加工所も幾つかは残っていますが最盛期から見るといくらも残っていないと思います。又、私が中学生位の頃までは、冬場、ゴム長靴を利用する人が殆どでした。中学時代に1年中トクナガとよばれるブーツのような長い真っ黒いゴム長靴をはくのが流行りました。何故かはわかりませんが、それがかっこよかった時代でした。話を変えますが、ゴムに押す焼印をいくつか作ったことがありますが、一概にゴムと言っても色々な種類があり、プラスチックの場合と同じく、焼印が向かないゴムもあります。さすがに色々なゴムに焼印を押した経験はないので、第一ゴム様のご注文を頂いた時に、会社まで訪ねて色々と話をさせて頂きました。担当の方と技術関係の方と話をして、サンプル用の焼印を何種類か持っていきましたので、色々と試してみてから製作にかかりました。

第一ゴム様焼印
第一ゴム様焼印の画像

上の写真は出来上がりました第一ゴム様の焼印を厚紙に試し押しした時の画像です。marchandという文字がありますが、マルシャンというそうで、フランス語でディーラーや商人を表すそうです。焼印の大きさは、幅55ミリ×高さ16ミリで、色々と試す為に、大きめの200W電気ごてに取り付けました。会社に変圧トランスがあるとの事で温度コントローラは不要でした。