六角形の焼印

来福という文字が入った六角形の枠を持つ焼印を作りました。六角形は自然界に多く存在します。一番皆が知っているのは、ハチの巣の形だと思います。強度という観点から見ると、三角形は、どの方向からの力にも対応でき強度が増す形だと言われています。その三角形が集まって出来た六角形も構造強度の高い図形になります。自然界にすむ昆虫も本能的に強い構造を知っているのかもしれません。この六角形が集まった構造をハニカム構造といい、軽量化でき断熱性にもすぐれている上に強度も高いので、航空機やスポーツ用自転車、建物の構造物にもよく使われます。又、普段は小さくて目につきにくいのですが、雪の結晶も六角形が元になっているものが沢山あります。サッカーボールも六角形と五角形から出来ていますね。サッカーではボールに限らず、ゴールのネットの編み方も六角形になっています。昔は、四角形で編んでいるゴールネットもあったのですが、今は六角形に変わっています。その理由は、1本の紐から同じ面積を編むと四角形よりも六角形の方がひもが短くて済むそうです。又、風通しも六角形の方が良いとこの事で六角形に変わったそうです。化学の世界でも六角形は存在感を表しています。ベンゼンという石油化学産業に不可欠な物質は、構造式で書くと六角形になります。別名亀の子ともいわれ、有機化学にはなくてはならない物質です。

六角焼印
六角焼印の画像

上の写真は出来上がりました六角形の焼印を厚紙に試し押しした時の画像です。文字は勘亭流という太めの書体を使ったので黒っぽくなってしまいました。直火式焼印での製作です。