動物園の焼印

動物園は近年色々な変化を遂げいています。最初に動物園の変わりようがニュースで話題になったのは、北海道の旭川にある旭山動物園でした。今までにない展示方法を多用して一躍、日本一の人気動物園になったのも記憶に新しいと思います。昭和の頃は、あちこちに小さな動物園が多くありましたが、今は閉園する動物園が多く、私の住んでいる小樽市にも小樽公園内に小さな動物園がありましたが今は残っていません。人を呼ぶために大規模化しなくてはならない上に、少子化の問題やワシントン条約等の問題がからんで小さな規模の動物園では、営業していけなくなったからだと思います。

札幌丸山動物園

札幌の中心部からすぐの所に札幌市丸山動物園があります。札幌市民憩いの場の丸山公園に隣接しています。札幌の丸山公園は、東京で言えば代々木公園のような場所です。早朝、マラソン練習をする人や、ヨガや体操をする人が沢山いて、緑が豊かで、都会の中のオアシスのような場所です。そんな立地の中にある動物園なので、札幌市民はもとより道内、海外からも観光客が沢山きます。勿論、色々な動物がいますし、園内もすごく広いです。私の住んでいる小樽は札幌から約40km離れていますが、(東京で言うと都内と八王子位にあたります。)、小樽市内の小学校や中学校では、丸山動物園に見学旅行に行きます。又、今では、小樽市内の保育所や幼稚園でも丸山動物園に行くそうです。私が、初めて丸山動物園に行ったのは高校時代でしたが?

丸山動物園の焼印画像と解説

丸山動物園焼印1
丸山動物園焼印1の画像

上の写真は丸山動物園の丸いロゴ焼印を木に押した画像です。高さ20ミリ程の小さな焼印で、木製のお土産品に使うそうです。普段の営業は、朝9時30分から午後4時30分までですが、今は夜9時まで営業する夜間動物園もやっているそうです。夜行性の動物の行動を見たり、夜の独特の雰囲気の中で動物たちを観察するのも面白いと思います。動物園ではありませんが、映画でナイトミュージアムが放映された時に見ましたが、昼間でも独特な雰囲気がある場所を夜に見に行くことは全く別な世界に入り込んだ感じがして良いと思います。

丸山動物園焼印2
丸山動物園焼印2の画像

上の写真は、細長い丸山動物園の焼印を木に押した画像です。左側に写っているのは、北海道のエゾリスです。丸山動物園の正門を入ってすぐの所には、こども動物園というコーナーがあり、その中には、リスザルドーム、ドサンコの森、ビーバーの森等があり、ドサンコの森の中にエゾリスがいます。エゾリスは動物園に限らず、北海道内でも見ることが出来ます。小樽にも「なえぼ公園」という所におり、散歩の途中で何度も見かける事があります。ちなみに、丸山動物園のドサンコの森には、北海道に住んでいるエゾモモンガやエゾタヌキ、エゾユキウサギ等も見ることが出来ます。又、西門の近くには、アフリカゾーン、アジアゾーンがあり、その地域に住む代表的な動物たちを見ることが出来ます。その傍には、ミャンマーから象が4頭やってくるという事でゾウ舎を作っています。
その他にも、モンキーハウスやチンパンジー館、類人猿館、水辺に棲む鳥たちを中心に集めた総合水鳥舎、蛇やトカゲを集めたは虫類、両生類館、カラフルな熱帯の鳥がいる熱帯鳥類館、アザラシがいる海獣舎、エゾシカオオカミ舎、エゾヒグマ舎があり、その隣に大人気のホッキョクグマ館があります。

 

丸山動物園焼印3
丸山動物園焼印3の画像

上の焼印の写真は、ホッキョクグマの顔を表したデザインです。ホッキョクグマがいるエリアは丸山動物園でも人気があり、大勢の人が見に来ます。ホッキョクグマは陸上に生息する最大の肉食動物で、オスでは体重600kgになる個体もあります。主食はアザラシ、セイウチ、クジラ等の哺乳類ですが、動物園では、鶏肉や馬肉、ホッケ、ニンジン、リンゴ等も与えるそうで、ストレス解消のためにウグイ、ニジマス、ナマズ等を水槽に放して食べさせる事もあるそうです。
ホッキョクグマは北極圏の生態系の頂点に位置する動物で、天敵と言えるのは人間だけですが、近年は温暖化による環境変化により個体数は激減しており、このままでいけば20年後には絶滅して見られなくなるともいわれています。そんなホッキョクグマの死因で多くなっているのは水死だそうです。テレビ番組で見ましたが、地球温暖化の影響で北極海での氷山の数が減少しており、特にホッキョクグマが泳ぎ疲れた時に休む小さな氷山がなくなってきていて、獲物を追いかけて回して疲れても休む適当な氷山がなくなり溺れるそうです。特に体力のない子供のホッキョクグマの犠牲が多いので、世界中の科学者が対策を練っているそうですが、いまだに良い解決策は見つかっていないそうです。近代文明が発達してから人間の影響で数々の動物たちが絶滅してきましたが、その中にホッキョクグマも含まれる可能性が高いそうです。それに少し前の番組で特番を組んで放送していたマイクロプラスチックの問題も深刻で、知らず知らずの内に深海まで汚染が進んでいてマリアナ海溝の深い所でもマイクロプラスチックの蓄積が認められ普段、人が食べている魚類からも見つかっているので、汚染は相当深刻なようです。我々人間は自分たちをも滅ぼそうとしているのかもしれませんね。