安い焼印の製作

普段は直火式焼印を作る時、木製の柄の部分は規制品を買って使い、鉄の棒の部分はスンギリと呼ばれる長いネジ棒を切って使い、注文があった時点で製作にかかりますが、出来るだけ安く量販できる焼印を作ろうと思い、全ての工程を見直して調整してみました。

製造工程とミニ焼印製作

今までの製造工程と材料の調達方法や鋳造手順等を再度見直して、オリジナル焼印としての販売だけでなく、ネットを使った量販が出来ないかを考えてみました。

鋳造工程

オリジナル焼印を注文があった時点で作業にかかり、一定数、貯まった時点で鋳造作業を始めていましたが、急ぎの注文等が多くなり、鋳造用の炉の容量がスカスカの状態で鋳造をしなければならない場合が多くありました。1回の鋳造にかかる時間や経費は、鋳造本数が増えてもあまり変わりませんので、一度に多い本数を鋳造する方が製造原価を下げる事ができますが、オリジナル品で急ぎの製作が多いとどうしても空きが出てしまいます。そこで予め、デザインを決めた量産品の蝋型原型を準備しておくことにより、炉のスペースがある時に一緒に鋳造する方法をとる事にしました。

焼印の種類を絞る。

量販するために、色々な部材の在庫を増やしては意味がないので、印面に棒を溶接しないとならない電気ごて式ではなく、印面をネジ留めするだけで完成できる直火式焼印をメインに考えました。直火式ですと電気ごて式と違い棒をつける事による棒代の増加を防ぐことが出来、発送費用も抑えるとこが出来ると思います。

直火式焼印の柄の自作

亡くなった義理の父が残していった木工旋盤があり、全然使っていなかったので、整備して焼印の木柄を作る事にしました。材料の木材もありますのでそれを利用します。又、直火式焼印で、スマートレターで発送することを考えて20ミリ以内の大きさを考えていますので、15ミリの丸棒を基本に直火式焼印の木柄を自作します。

15ミリ丸棒
15ミリの木の丸棒

上の写真は、木柄にするために15ミリの木の丸棒を長さ85ミリに切った物です。残っていた木材を使用して作る事にしました。

木工旋盤
木工旋盤で削る

丸棒を木工旋盤に取り付けました。普通の金属用の旋盤は使っているので大丈夫ですが、木工旋盤は始めてです。削る刃物もなかったのでありあわせの刃物を使います。

使った刃物
木工旋盤で使った刃物

手元にあった刃物を使いました。写真の一番上と一番下の2本は100円ショップで買ったノミを多少加工しました。真ん中は、あった丸ノミをそのまま使いました。

ミニ焼印作り

木工旋盤で柄を作った所、意外なほどうまくでき驚きました。よく、木工旋盤は上手に使わないと、刃物を跳ね返されて怪我をすると言われてきましたので、恐る恐る使いましたが、全然、大丈夫でした。

ステンレス棒
加工したステンレス棒

直火式焼印の棒の部分は、在庫であったステンレスの4ミリ棒を使う事にしました。4ミリ棒を長さ100ミリに切り、片方にダイスでネジを切ります。ステンレスの丸棒のねじ切りを手で行うと案外力が必要でビックリしました。

直火式焼印の木柄
直火式焼印の木柄画像

写真の上の部分が出来上がったミニ直火式焼印の木柄です。締め輪は、余っていたアルミ管を切って作りました。真ん中部分が4ミリのネジを切ったステンレス棒で、一番下が木工旋盤で加工する前の木部です。

ミニ焼印の全景
出来上がったミニ焼印

上の写真は、印面を付けたミニ焼印の画像です。思ったよりしっかりと出来ました。又、小さく使いやすく、バランスも良いので押しやすい焼印になっていると思います。

左の写真はネコのミニ焼印を印面側から撮った画像で右は同じく寿のミニ焼印の画像です。取り合えず試し押しも上手くいったので、少しずつ種類を増やしてネット上で販売したいと思います。どちらの焼印も印面を深彫してありますので、食品にも使えます。手元に材料がありますし、鋳造時の炉の空部分を埋める形でつくるので販売価格を思い切って下げようと思っています。
予定通りに、スマートレターで発送可能なミニ焼印が出来ました。ヤフオクやメルカリ、ラクマ等で、送料込みで1,500円で販売していく予定です。状況を見ながら色々なデザインを作り、最終的には100種類以上のデザインをそろえたいと思っています。