電気ゴテのヒーター交換

焼印電気ゴテのヒーターの変え方

40Wから100Wまでの焼印用電気ゴテは、ご自分で簡単にヒーターを交換することができます。ヒーターは、普通に使っている状態では結構長持ちしますが、消耗品なので、切れて電気ゴテが暖まらなくなることがあります。ヒーターが切れたらメタルアートまで送ってもらえれば交換しますが、往復の送料と日時がかかりますので、ご自分で行った方が良いと思います。(家庭にあるドライバー等の工具でできます。)又、替えのヒーターも白光という半田ゴテの主要メーカーの物を使っていますので、お近くのDIYショップで手に入れることができます。
只、40Wから100Wまでの持ち手が木の小さな電気ゴテはご自分で簡単にできますが150Wから300Wまでの大型の電気ゴテの場合には、半田ゴテと半田が必要になりますので、半田付け出来な場合は、お送り頂く事になります。

ヒーター交換の手順

替えヒーターの準備と印面の外し方

取り替えるヒーターを用意しないとなりませんので、お手持ちの電気ゴテの持ち手部分貼られている銀色のシールを見てもらい、電気ゴテのワット数を確認いたします。シールの部分に100V-80W等の文字がありますので後半の3文字80Wがワット数になります。このワット数が40Wの場合は、740-H、80Wの場合は、780-H、100Wの場合は、790-Hという品番になりますので。お近くのDIYショップで白光(ハッコウと読みます。)の740-Hと言って買うことができます。又、白光さんのインターネットショップでも購入できます。
それと小さな+ドライバーとラジオペンチかペンチをご用意ください。

上の一番左の写真は、販売している100W替えヒーター(790-H)です。650円前後で売られています。左から2番目は、替えヒーターの裏側の説明書きです。読んでもらうと大体の所はわかります。右から2番目は、100W電気ゴテ焼印の先端部分の拡大写真です。右側にネジが見えますが、裏側にもネジがあり、大きさの違う大小2本のネジで固定されています。大きい方のネジは焼印の棒部分を固定する為のネジで、小さい方のネジは、ヒーターをこて本体に固定する為のネジです。普段、焼印の印面部分を変える時には、大きなネジだけ緩めますが、今回ヒーター交換になりますので、2本のネジを外してください。一番右の写真は、印面部分を引き抜いた時の画像です。このようにして印面をとってください。

電気ゴテ本体の分解

印面部分を取り外しましたら電気ゴテ本体を分解して、ついている古いヒーターを外す準備にかかります。

印面を外した電気ゴテの木製の持ち手部分のシールの裏側に小さな木ネジが打ち込まれていますので+のドライバーで外します。(写真一番左側)木ネジを外したら左右の手でもって回してもらうと本体のネジ部分が揺れんで本体が2つに外れます。(写真左から2番目)、本体を外すと内側に金色をしたネジとナットと灰色をした厚紙で出来た部分が見えてきます。(写真右から2番目)、ドライバーを使い金色のネジとナットとワッシャー部分を分解していきます。(写真右)

厚紙部分の脱却とヒーター交換

金色のネジ部分を外したら太い黒い線と細い銀色の線が見えますので、黒い線を厚紙の台紙から外し、細い線をそのままにして、木製の本体と厚紙の台紙部分を手で左右に揺らしながらゆっくり引くと厚紙の台紙部分が外れます。

上の一番左に写真は、取り外した厚紙台座とネジ、ワッシャー、ナットです。1本のネジにワッシャー2個、ナット2個があります。左から2番目は、古いヒーターを引き抜いた画像です。そして古いヒーターの替りに新しいヒーターを入れますが、その前に新しいヒーターについている2本のネジを外してから新しいヒーターを挿入します。(右から2番目の写真)、その後2本のネジを締め直して新しいヒーターを固定します。(右の写真)

新ヒーターと配線で完了

新ヒーターを差し込んだら、次に分解した手順と逆に組立てて行きます。

外した厚紙の台紙を元の穴の位置に合わせて差し込みます。その時に新しいヒーターの銀色の細い線が2本出ていますので、2本の線を台紙で分けるようにして入れますが、2本の線は白い部分が長い物と短い物の2種類ありますので、差し込んだ台紙に空いた穴が差込口に近い方に短い線が来るように分けてください。(写真左)、そして一番近い穴の部分にビスを入れますが、短い線の側にネジの棒部分が出るようにしてネジを差込、ネジを差し込んだ台紙の上にワッシャーを1枚置いて、その上に短い方の銀色の線を3重にして巻きます。(写真中央)、巻き終わりましたら、もう一枚ワッシャーを置いてから、ナットを締めて固定し、その固定したナットの上から黒い太い線の金具を通してからもうひとつのナットで締めて固定します。同じように長い方の線も取り付けて(写真右)、あとは分解と逆の手順で組み立てます。ヒーターの交換はこれで終わりますが、ヒーターは切れなくても、暖まり方が遅くなったり、温度が上がりにくくなった場合には、交換した方が良いので、頻繁に焼印を使う方は、交換ヒーターを準備して於いた方が良いと思います。