焼印スタンド

焼印スタンドについて!

小さなものに焼印を押す場合や焼印の押す位置が決まっている場合には、手で焼印を正確に定位置に押すのは難しく、失敗の確率も増えるので焼印スタンドをオススメする場合があります。
メタルアートでは、AタイプとBタイプの2種類の焼印スタンドを用意していまので、用途に合わせてお選びいただけます。

焼印スタンドAタイプ

このAタイプのスタンドは、作業台(焼印を押す物を乗せて置く台)部分の微動調整機構のついていない物になります。焼印本体をスタンドに固定して、作業台部分に押したい物を乗せて手で押さえたり両面テープで貼り付けての使用になります。

焼印スタンドA
A型の焼印スタンドです。

販売金額 22,000円(税抜)

プロクソンという会社のミーリングマシンという商品のスタンドを利用して使っています。元々は、フライス盤用のスタンドなので、堅牢に出来ていて、ガタがなく、上下の微調整ツマミもついていますので、色々な使い方が出来ます。
取り付けることの出来る電気ゴテは、Aタイプスタンドに付属しています口金では、メタルアートで使っている白光という会社のhakkoMatchless の150W、200W、300Wの3種類になりますが、オプションとしてシリコンゴム口金を用意しておりますので、80W、100Wという小型の電気ゴテをお使いの場合には、お伝え頂ければシリコンゴム口金をお付けいたします。
付属品としまして、作業台部分に敷く補正スポンジを1枚付けております。焼印を押す場合、押す面に垂直に印面が当たらないと綺麗に押せませんので、材料等に歪みがある場合には、補正スポンジを敷いて、その上に材料を載せる事により印面が垂直に当たりやすいように補助してくれます。又、補正スポンジの上に直接定規を両面テープで貼り付けると簡易治具として便利に使えます。
スタンド本体の使い方は、プロクソンの使用説明書がついていますのでそれに従って使用してください。

焼印スタンドBタイプ

焼印スタンドBタイプはAタイプのスタンドに作業台部分の微調整ができるXYテーブルを付属させてあります。Bタイプスタンドは作業台にのる小さな素材に精密に位置決めして焼印を押すことができます。又、一度、治具を取り付け位置決めしておけば、以後は、その位置に材料を置いて押すだけですので、大量に連続して押すこともできます。

焼印スタンドB
B型の焼印スタンドです。

販売金額 38,000円(税抜)

上はBタイプスタンドの写真です。X軸とY軸の微調整ハンドルがついているのが特徴で、治具を補正スポンジの上に両面テープで貼り付けて押す材料を治具に取り付けて、X軸とY軸の微調整ハンドルを回して、押したい位置に焼印の印面がくるようにセットしてから押します。

焼印スタンドで押す
割箸を焼印スタンドにセットして押す

上の写真は、割箸に小さな小山という焼印を押せるようにセットした写真です。割箸が一定の位置に固定されるように、治具として金属板を貼り付けて(わかりやすいようにX軸方向の治具は真鍮板をY軸方向の治具はアルミ板を使っています。)から、割箸を乗せて印面をセットしてから、位置合わせして押しますが、この時、一番よい方法は、電気ゴテのスイッチを入れずに、印面部分にスタンプ
インクを付けて、何度か位置合わせをして、正確な位置を決めてからスタンプインクを拭き取って、スイッチを入れて印面を温めてから押すのが簡単でやりやすい方法です。

焼印スタンドの付属品とオプション品

焼印スタンドにはA、Bどちらのタイプも同じ付属品がついていますので、その使用方法と取り付け方を紹介いたします。
又、必要に応じて取り付けるオプション品についてもご紹介いたします。

スタンド付属品

1.口金
スタンドに電気ゴテを取り付けるための金具が口金になります。

口金
焼印スタンド用口金

上が口金の写真です。スタンドの取り付け穴に挿入して使用します。口金には4本(3本のタイプもあります。)の調整ネジがついていて、電気ごてを取り付けて、固定する事と、水平微調整を行う事ができます。 アルミ合金で出来ています。
2.補正スポンジ
補正スポンジは、作業台の上に両面テープで止めて使います。
補正スポンジの裏側には、あらかじめ両面テープが張っていますので、保護用テープをはがして簡単に貼り付ける事ができます。

補正スポンジ
スタンドと補正スポンジ

上の写真はAタイプのスタンドの場合でBタイプのスタンドの場合には、XYテーブルの上に貼ります。

オプション品

1.小型電気ゴテ用アダプター
スタンドに付属しているアダプターのままで、40W、80W、100Wの小さな焼印の印面を使う場合に必要です。
150W用アダプター(軸棒12.6ミリ) 40W、80W、100W各種1個
2,000円(税抜)
200W用アダプター(軸棒16ミリ)  40W、80W、100W各種1個
3,000円(税抜)

アダプター
変換アダプター

上の写真の真ん中にあるのが150W用の100W変換アダプターです。
2.シリコン口金
焼印スタンド(A、B共に)に80W、100Wの小さな電気ゴテを取り付ける為の口金です。シリコンゴム製で、3Dプリンタで型を作り製作しています。
シリコンゴム口金 80W用、100W用各1個
2,000円(税抜)

シリコンゴム口金
スタンドにシリコンゴム口金をつける

上の写真は、シリコンゴム口金をスタンドに付けて100W電気ゴテを装着した写真です。
シリコンゴム口金は、一般的なドリルスタンド(径43φ)に合うように作られています。

シリコン口金の取付方法

焼印スタンドに80W、100Wの半田ごてを取り付ける為に必要なシリコン口金の取り付け方のご説明を致します。 シリコン口金には取り付ける方向があり、お客様からどの方向につけるかよくわからないとのご指摘がありましたので、口金自体のデザインを変更して取付方向をわかりやすくしました。今までの口金は只の円柱形をしていたので向きがわかりにくかったので、半田ごての印面側に来る方を大きく作り変えました。これを機会に、取付方法もご説明いたします。

新型シリコン口金
仕様を変えたシリコン口金です。

上の写真の白い部分が仕様を変えたシリコン口金です。下に80W用の半田ごてがありますので、この半田ごてへの取付方法を説明します。尚、このシリコン口金は、写真の80W用半田ごて専用(白光の780p80W)に作ってありますので、他の半田ごてには使用できません。(半田ごての円錐形の窪みの形状に合わせています。)

口金取付1
口金の取付方法1

半田ごての電線を結んでいる結束線をほどいてから、コンセットへの差し込みプラグがついた方を、シリコン口金の出っ張りのある方向から内側の穴に差し込みます。

口金取付2
口金の取付方法2

続いて線を引っ張って口金からだしてから、そのまま半田ごての木製の柄の部分までもっていきます。

口金取付3
口金の取付方法3

上の写真は、半田ごての木製の柄中間位まで口金をもってきた画像です。この中間あたりが柄の一番太い部分になりますので、ここから慎重に少しずつ押し込んで、半田ごての窪みの部分に収まるように嵌めていきます。

口金取付4
口金の取付方法4

木製の柄の先端の窪みにきっちりと収まれば設定完了です。
尚、100W(白光790p)用のシリコン口金も同様の方法で取り付けます。
シリコン口金を取り付けた後は、焼印スタンドの取付枠部分の下側から半田ごてのコンセットプラグの付いた方を通してからシリコン口金を枠に通し、締め付けネジを締めれば取り付け完了です。又、シリコン口金は、市販されている径が43ミリのドリルスタンドであれば取り付ける事ができます。