道の駅の焼印

道の駅についての焼印を集めました。ちなみに道の駅とは、日本各地の自治体と道路管理者が連携して設置して国土交通省に登録された地域振興の為の施設で、駐車場や商業施設、休憩施設等を備えた複合施設です。又近年では、災害時の避難場所としての活用も検討されています。初めて道の駅が出来たのは1991年(平成3年)で、実験的に山口県、岐阜県、栃木県から始まりました。ちなみに北海道の道の駅は国土交通省の管轄の北海道開発局が管理しており、小樽に一番近い道の駅は道の駅赤井川になると思います。只、スペースアップル余市の道の駅でどちらも距離的にあまり変わらないのでどちらともいえないと思います。

道の駅なかがわの焼印

道の駅なかがわは、旭川方面から稚内方面へぬける国道40号線沿いにあります。この地域は、首長竜の化石やアンモナイトの化石等が産出することで有名ですので、道の駅なかがわの施設の近くにも中川町エコミュージアムセンターと呼ばれる施設があり、全長11メートルの首長竜の復元骨格やアンモナイト、恐竜時代の化石が沢山展示されております。又、近くに温泉やオートキャンプ場もありますので宿泊も便利です。道の駅の中にあるソフトクリームは人気商品で北海道のとれたての牛乳で作るソフトクリームは他と比べる事が出来ない絶品です。地元の肉と使ったフランクフルトや名産のハスカップジュースもお勧めです。寒い北海道ならでわの大きな暖炉も施設内にあり、夏の暖炉の使わない時期は、アートワーク体験の場所として使っています。勿論、地場産品やお土産品の販売コーナーも充実していますので、きっとお気に入りのお土産を見つける事が出来ると思います。通信販売も行っていますので、地元のソーセージやハム、ベーコンからハスカップ商品、道の駅なかがわ特産のステーキソースもおいています。

道の駅なかがわの焼印と解説

左の写真はシンプルなデザインの焼印で首長竜と文字だけで出来ています。大きさは、幅60ミリで200W電気ごて仕様で製作しました。右側の焼印は、色々と盛りだくさんな組み合わせで、右のキャラクターは首長竜のマスコットで、国道40号線沿いにある2003年オープンの道の駅である事を表しています。この焼印大きさは60ミリ角でデザイン的に混み入っていましたので、微調整が大変でした。仕様は300W電気ごて仕様で納めました。写真の写りが少し薄いのは、細かい部分が変色しないように少し温度を下げて焼印を押した為です。

道の駅鵡川町の焼印

道の駅鵡川町は、苫小牧方面から襟裳町の方へ抜ける国道235号線の近くにある道の駅です。漢字で書くと難しいので、平仮名でむかわ町と書かれています。道の駅むかわ町はむかわ四季の館と呼ばれており建物の中には天然温泉施設があり、温水プールやトレーニングジムもあります。又、図書室コーナーもありますしワイファイも完備していますので、家族連れで楽しむことが出来ます。特産品を展示販売しているコーナーやレストランも勿論完備しています。近くには鵡川町特産物直売所のぽぽんた市場もありますので、お立ち寄りの折には是非、お寄りください。

道の駅鵡川町の焼印と解説

鵡川町焼印
鵡川町の焼印画像

上の写真はできました鵡川町道の駅の焼印を木に試し押しした画像です。この焼印は「むかわ町」ではなく漢字で鵡川町にしました。大きさは、幅50ミリで、200W電気ごて仕様で作りました。

道の駅ゆうばりメロードの焼印

夕張は夕張メロンで有名なので、道の駅の名前にもメロンの道という事でメロードとつけたそうです。夕張と言えば昔は炭鉱で栄えた町ですが、町自体が破産して今、出直している最中の町です。実は、北海道には財政難の自治体が沢山あり私の住んでいる小樽市も道内で2~3番目位にあぶない自治体です。夕張メロードは道の駅というよりはスーパーマーケットのような感じがする道の駅と言われています。確かに入り口付近からスーパーのような感じが漂っています。特産の夕張メロンも扱っている直売所、夕張メロンアイスクリームが食べられるテイクアウトコーナーや夕張メロンのお菓子等が沢山並んだ売店コーナーもありますが、なんといっても数量限定で販売される夕張メロンバームクーヘンがお勧めです。又、近くには石炭博物館や夕張鹿鳴館といわれるモダンな昭和天皇、皇后が宿泊された建物もあります。館内はワイファイも充実していますので、色々な情報も得る事が出来ます。

道の駅ゆうばりメロードの焼印と解説

道の駅ゆうばり焼印
道の駅ゆうばり焼印の画像

写真は道の駅ゆうばりの焼印を試し押しした画像です。スケールがついていますので大きさは画像からわかると思いますが、100W電気ごて仕様で製作しました。

ライスランド深川の焼印

ライスランド深川と聞くと道の駅をイメージしにくいかもしれませんが歴とした道の駅です。正式には、「ライスランドふかがわ北の道の駅」というそうです。
ライスランドふかがわは国道12号線と国道233号の交わるところにあり、全館お米のテーマパークのような道の駅です。精米体験コーナーやお米クイズコーナーがあり、特産のそばやお肉も販売していますが何といっても米をメインとしています。施設の中にはおにぎりをその場で握ってくれるテイクアウトコーナーもありますので是非美味しいお米を食べてみてください。

ライスランド焼印
ライスランドの焼印画像

上の写真は、ライスランドふかがわの焼印を厚紙におした画像です。写真の撮り方がへたでピンボケ気味ですみません。大きさは、幅30ミリで100W電気ごて仕様で製作しました。道の駅の焼印は建物内で火を極力つかわない為に電気ごて式になっていますが、最近消防法の関係から火を使う直火式焼印が使えない環境の所が多くなっています。

道の駅 あびらの焼印製作

2019年4月19日にオープンする道の駅あびら(安平)のD51ステーションの焼印を作りました。まだオープンしていないので、オープンしたら私も行ってみます。
D51ステーションと書かれているように蒸気機関車のD51が展示されています。
道の駅あびらの中には、農産品や特産物の直販コーナーもありますし、手作りのパンを販売しているベーカリーコーナーや買ったものをその場で食べる事が出来るイートインコーナーも完備されていますが、何といっても一番の見ものは併設されている鉄道資料館になると思います。鉄道ファンの方は是非一度見に行かれた方が良いと思います。私は小さい頃実際にD51が引いた客車に乗ったことがあります。私くらいの年齢の方であれば多いと思います。あまり乗り心地はよくなく、トンネルに入る前には客車の窓を閉めないとススで顔が真っ黒になる事もあるくらいでしたので、今の人には想像できないかもしれません。

あびらの焼印デザイン

道の駅あびらの焼印を製作依頼された時にはデザインも決まっていませんでした。2種類の参考画像を頂戴してその画像を参考にしながら焼印のデザインを作ることから始まりました。

上の2枚の画像はその時に頂戴しましたサンプル画像です。この時には、作る焼印の長辺が55ミリという事だけ決まっていましたので、色々なご要望を聞きながら焼印のデザインを作り上げていくことになりました。私自身、あまりデザインセンスは良くないので途中何度も手直しをしてようやく作る焼印のデザインが決まるまで2週間位かかりました。

決まった焼印デザイン
道の駅あびらの焼印デザイン

上の写真は最終的に確定した道の駅あびらの焼印デザインになります。お菓子に押すことを前提にして、印面の彫の深さは6ミリの深彫りとして、直火式焼印で柄を90度曲げたものでの製作になります。又、この焼印を使うお客様からのご要望で、焼印の木製の柄の端から棒の曲げる部分までの長さは28cmにしてほしいという要望もありました。焼印の製作時には、使う職人さんの使いやすい長さに柄を調整したり、ガス抜き穴の位置や、印面のとめネジの本数、仕様に関する変更も結構あります。

道の駅あびらの焼印鋳造仕上げ

鋳造後の焼印印面
あびら焼印の印面

上の写真は鋳造後に埋没材を洗い流した状態のあびら道の駅の焼印の印面画像です。これから次の加工で直火式焼印として仕上げていきます。

横からの画像
焼印の横からの画像

焼印の印面部分を鋳造後に横から撮った画像です。焼印印面の彫の深さと台座部分の厚み、柄を取り付ける為の部分が確認できます。

焼印印面の後部
鋳造後の焼印印面後部

今度は、後ろ側から写真を撮りました。指で持っている部分は鋳造時に溶けた金属を流して誘導する部分で必要ありませんのでその後に切断します。

余分な部分を切断
焼印の余分な部分を切断

上の写真は鋳造後に余分な部分を切った写真です。左の丸い部分は焼印として不要ですので。その後、地金に混ぜて溶かして再利用します。右の部分を加工して焼印の印面にします。右の写真の真ん中にある丸い部分に穴を開けてタップを通して雌ネジを切ります。の丸い部分から放射状に出ている5本の線は、鋳造の時に湯(溶かした金属)の流れを良くするための補助湯道ですが、別な用途もありまして、焼印を加熱した時に歪むのを防ぐための補強も兼ねています。

あびら道の駅焼印全景
道の駅あびらの焼印完成

上の写真は出来上がった焼印の全体像になります。下に写っている定規の長さは15cmです。

焼印裏側の拡大図
道の駅あびらの焼印裏側

出来上がった焼印の印面部分を拡大して採った写真です。中心部分に見える丸い穴は、焼印を押し付けた時に出る高温のガスを逃がす為のガス抜き穴です。通常、この位の大きさの焼印の場合、直火式の棒材は8ミリの太い物を使うのですが、今回は、軽くしたいとの要望から6ミリの一回り細い棒材を使い、その替わり焼印の印面部分をしっかりと固定する為にナットを2つ使って固定しました。

あびら焼印試し押し
道の駅あびらの焼印試し押し

出来上がった道の駅あびらの焼印を厚紙に試し押しした時の画像です。押しやすさを考えて文字部分は漢字を使わないですべて平仮名にしました。