お菓子の焼印

今月(7月)の31日に札幌市発寒にオープンする「くまのしっぽ」というお店の焼印を製作いたしました。くまのしっぽさんはクッキーやマフィンというような焼き菓子を販売するお店です。私の家では奥さんがお菓子をよく作るのでお菓子作りの工程を見る事がよくあります。太り気味の私にはお菓子は天敵?ですが?

くまのしっぽ様の焼印

最初に焼印に関してのメールを頂いたのが6月3日でした。その時、一緒にデザインも頂戴しましたが、お菓子に押したいとの事でしたので、頂いたままのデザインではお菓子に押す焼印としては難しいとの返答をしました。

くまのしっぽ原画
頂戴したくまのしっぽ原画

上の写真は最初に頂戴しました画像になります。焼印の場合、どうしても黒い部分(印面の出ている部分:凸)の中に細い白い部分(印面のへこんでいる部分:凹)があると周りからの放射熱で変色してしまうので、焼印を印面通りに押すのが難しくなります。焼印の印面の彫を深くする事で放射熱の影響を最小限にする事ができますがそれでも難しいデザインでした。又、押すものが焼印を綺麗に押しにくいお菓子類だったのでなおさらでした。

焼印デザインの変更

その後、7月にお電話を頂戴して、色々とデザインを調整した結果、製作用のデザインが決まりました。実は、決まったデザインでもお菓子類に押すのは難しかったのですが是非ともということで製作する事になりました。

くまのしっぽ様確定デザイン
決まりましたくまのしっぽ様デザイン

上の画像は最終的に決まりましたくまのしっぽ様の焼印デザインです。この焼印の大きさは高さ70ミリで製作し、印面の彫の深さは、5ミリにして仕様は、200Wの半田ごてに取り付けて200W電気ごて仕様としました。

焼印の完成と試し押し

お急ぎだったので、早めに作業にかかり、焼印を製作しました。焼印の台座部分のオフセットはなるべく小さくして、厚さも多少薄めにしました。

焼印を紙に押しました。
出来上がった焼印を紙へ

上の写真は完成したくまのしっぽ様の焼印を厚紙に押した時の画像です。お菓子に押すのは難しいので、どら焼の皮であれば綺麗に押せると思いますが、焼菓子は表面が平らでなく凸凹しているので大変だと思います。