令和焼印

2019年4月1日午前に新しい次の元号が発表されます。メタルアートでは、お客様から新元号の焼印を早めにほしいとの依頼がありましたので、本日2019年4月1日午前11時25分ごろからテレビの前で新元号発表を待っていました。勿論、カメラを用意して新元号の発表画面を写してデザインデータを作る用意もしていました。

新元号の発表と焼印作り

午前11時30分の発表予定でしたが菅官房長官の発表は11時40分過ぎになりました。

令和発表
新元号の発表

上の写真は実際に発表されたNHKテレビの画面を撮ったものです。なるべく正面から撮るようにして焼印用版下として使った1枚です。前回の平成の発表の時と同じく官房長官が額縁に入った信号を掲げて披露する方法になりました。
「令和」という元号は、今まで使われてきた中国の故事からとった元号とは違い万葉集からとった初めての国書由来の元号となりました。新元号の発表は日本ばかりか海外でも注目されており、台湾では、令和という読みが中国語の発音の「零核」に似ている事から、原発ゼロをイメージしているのではないかと噂になっているようです。お昼過ぎに安倍首相による元号の説明会見が放映されていましたがそれによると令和とは、「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められている」という事でした。私の私見としましては、令という文字を見ると、律令や命令という言葉を連想してしまい、権力の力で平和を維持していこうという解釈だと思いました。今現在、日本が置かれているアジア状況を見ますと、中国、北朝鮮、韓国と反日思想の強硬的な国が多く、これからも平和を維持していく為には、権力の集中で、武力にも力をいれて自国の力で平和をい守っていくしかないという決意にも聞こえました。平成の時代は、大きな紛争も無く終わりそうですが、これから始まる令和の時代ははたしてそういくのか不安でいっぱいです。

令和の焼印製作開始

メタルアートではお客様から依頼されいた新元号の50ミリと30ミリの焼印2種類と独自に「焼印令和ミニ」としてヤフーオークションやラクマで売りだす予定の縦17ミリの小さな焼印の3種類の製作にかかりました。最初にテレビの写真から文字部分をトレースして焼印製作用のデータを作成しました。

焼印令和のデザイン
焼印令和のデザイン画像です。

上の写真は菅官房長官の発表したテレビ画像を写真にとり文字部分を抽出してトレースした令和焼印用のデザインです。HP上で見やすいように画像データに再変換した画像を載せましたが、元々は機械で切削する為のパスデータになっています。

令和焼印切削用画面

令和焼印切削画面
令和焼印の原型切削画面

上の画像は、切削用の機械に読み込んだ確認用のものです。今回の焼印、ご注文頂きましたお客様からの指定で、50ミリの大きさのものと、30ミリの大きさのものは、6ミリの深彫印面で仕上げます。どちらもどら焼きとお饅頭に押す為の焼印なので、印面の彫の深さだけではなく、台座のオフセットもなるべく小さくなるように作ります。17ミリの焼印につきましては自社で販売する為のものですので、量産する予定でいますので印面の彫は小さい分もっと深くしようと考えています。いずれにせよ、今現在、かかっている作業なので、続きは後ほどになります。 令和のミニ焼印販売につきましては今週末(4月5日頃)までには、始めたいと思っています。

今日(4/2日)から新元号(令和)焼印を本格的に製造開始しました。先日までの作業で、量産用のコピー用ゴム型を作っていましたが、少し考えが甘かったようで、今日になり思った以上に注文が増えたので慌ててゴム型をもう一つ作りました。

令和焼印ゴム型
令和焼印ゴム型の画像

上の写真は令和焼印を量産するためのゴム型です。たいした注文は来ないと思い単独のゴム型にしました。それが間違いでしたが?

令和焼印コピー蝋型
令和焼印コピー蝋型の画像

上の黄緑色の蝋型はゴム型からコピーしたものです。コピー用のワックスは流動性のよい低融点のものを使いますが、間違わないように色を変えています。

令和焼印ツリー
令和焼印ツリーの画像

上の写真は1本の鋳造リングで複数本の焼印を鋳造するためにツリー方式で蝋型を組み立てている画像です。3個づつを6列積み上げて、1本の鋳造リングで一度に18個の焼印の印面を作ります。今回は、17ミリ、30ミリ共に印面の彫の深さを8ミリと深くしました。 鋳造が終わりましたら次の画像を載せます。

令和焼印発送開始

今日4月4日初めての便を発送しました。鋳造で焼印を作っていますので、原型を作り、鋳型を作り、鋳造して仕上げるまである程度時間がかかってしまいます。最もメタルアートは一人で営業しているので、日常業務の合間をぬってゲリラ的に仕事をしましたのでなおさら時間がかかったかもしれません。

三種類の令和焼印
三種類の令和焼印の画像

上の写真は出来がった3つの大きさの令和焼印を並べたものです。下から長径17ミリ、30ミリ、50ミリの3本で、17ミリと30ミリの令和焼印は印面の深さを8ミリの深彫にしました。(印面が小さいので深い方が良いからです。)50ミリの方は、6ミリの深彫です。印面が大きくなってくるとあまり深く彫ると冷めやすくなりますので、丁度よいとおもわれる6ミリにしました。写真の直火式焼印は一部、柄を曲げて製作していますが真っすぐなタイプでもOKです。

17ミリ令和焼印
17ミリ令和焼印の画像

一番小さい17ミリの令和焼印をベニア板に押した画像です。彫が深いので小さな焼印でも綺麗に押せます。続いて30ミリの焼印もベニア板に押して見ました。

30ミリ令和焼印
30ミリ令和焼印の画像

30ミリの方が細かな部分まで綺麗に押せています。製作に使ったデザインデータは全く同じものですが、サイズが大きくなった分、分解能が上がりました。切削機械の分解能は高いのですが、鋳造に関しては、切削機の分解能の数十分の一位しかないと思われます。最後に50ミリも同じ条件でベニア板に押して見ました。

50ミリ令和焼印
50ミリ令和焼印です。

50ミリになると細かな部分まで良く出ています。感覚的に言いますと同じ焼印を革に押したものが50ミリ、木板に押したものが30ミリ、食品に押したものが17ミリ位にあたると思います。すなわち、押しやすく綺麗に写る材質と綺麗に写りにくい材質のものにはこの位の違いが出てきます。

17ミリの令和焼印ミニは1,700円(スマートレター:送料込)で販売しています。
(在庫なくなりました。)2019.4/19日現在

30ミリの令和焼印は、直火式で柄を曲げたものと真っすぐなものいずれか1本
9,720円(レターパックライト:送料込)で販売しております。
(在庫なくなりました。)

50ミリの令和焼印は、直火式で柄を曲げたものと真っすぐなものいずれか1本
12,960円(レターパックプラス:送料込)で販売しております。
(すみませんが在庫がなくなりました。)

17ミリの令和焼印を電気ごて仕様でにした物も販売しています。40W用の半田ごてに取り付けてありますので、到着後、コンセットに差し込めば使えます。コンセットに差し込んで2分前後位で押せる温度になります。(ベニア板の場合)

17ミリ令和焼印電気仕様
17ミリ令和焼印電気仕様の画像

上の写真は17ミリ令和焼印電気ごて仕様の画像です。40Wの電気ごて付き送料込みで、3,240円になります。
(すみませんが在庫がなくなりました。)

令和焼印30ミリを電気ごて仕様にしたものもあります。使用している半田ごては80W用のものです。

30ミリ令和焼印電気仕様
30ミリ令和焼印電気仕様の画像

上の写真は80W用の半田ごてを取り付けた令和焼印30ミリのものです。コンセットに差し込んで3分前後でベニア板に押せる温度になります。押すものにより温度の違いがあるので、試し押しする事をお勧めします。
販売価格は、10,800円(税、送料込)です。
(すみませんが在庫がなくなりました。)

それぞれヤフオクやラクマにもだしていますので重ねて宜しくお願いします。