スズランの焼印

スズランの影絵のようなシルエットの焼印を作りました。スズランは学術的にはスズラン属の多年草の一つで、華麗で小さな可愛らしい白い花を沢山つけますので、庭に植えている家庭も多いと思います。君影草、谷間の姫百合とも呼ばれますが、全体に強心配糖体と呼ばれるコンバラトキシン、コンバラマリン、コンバロシド等の毒を含んでおり、北海道では、その姿が行者ニンニクに似ている事から時期になると食中毒の注意喚起がなされます。ちなみに札幌市の花に認定されています。スズランの花をよく見ると花の咲きの部分がくびれて開いていて小さな鈴のような形をしているいのでスズランと呼ばれていると誰かから聞いた事がありましたが調べた所、葉が蘭に似ていて花が鈴に似ている事からついた名前でした。又、スズランと聞くと可憐なイメージがあるためか、会社や商店の名前に使ったりする事も多いようです。ヨーロッパでは聖母マリアの花ともいわれており結婚式のブーケにも使われています。スズランは良い香りがするので、香水や石鹸等の残量にも使われる事があるそうです。スズランには沢山のはなことばあり、「純潔」、「幸福の再来」、「謙虚」等がありますが、裏の花言葉というものがあり「あなたの死を望みます」というのが裏の花言葉になっているとの事です。

スズラン焼印
スズランの焼印

上の写真は出来上がったスズランの焼印を厚紙に試し押しした時の画像です。この焼印、大きさは幅30ミリと小さいのですが、木製の板の裏にマグネットを張り付けた商品に押す為に、一度に大量の焼印を押すので、大きめの150Wの半田ごてを取り付けて、焼印スタンドを使って押す為の冶具も同時に作りました。「ズ」の濁点部分が小さいので、印面の彫は深くしないで標準的な3ミリ凹にして納めました。