ぞろ目の焼印

一般的にぞろ目と聞くと博打を思う人が多いと思いますが、縁起物として好まれる数字の並びでもあります。今回は、111周年という会社の設立のお祝いの焼印を作りました。会社にはゴーイングコンサーンという考え方があり、成長して継続して事業を行っていくという大きな主題があります。残念ながら起業している人の9割以上は、1年以内に廃業しているという話も聞きます。私も起業して始めましたのでわかりますが、何度か経営の危機に直面することは避けられない事実ですので、どう乗り切るかが問題になってきます。一番大切な事は、自分を信じて最後までやり通すという事になると思いますが、経営状況が悪くなる中でそれを実行するのは大変難しい事です。悪い方へと考えが進んで自分で自分を追い込んでいくことも多々ありましたので、案外、開き直って出来るだけの事をしてあとはなるようになるさという気持ちでいる事が大切になるのだと思います。

 

ぞろ目焼印
ぞろ目の焼印画像

上の写真は、出来上がったぞろ目の111周年という焼印を厚紙に試し押しした時の画像です。ぞろ目でも、1の並びのぞろ目はピンゾロといわれる特別なものです。英語では、snake eyesと言われ数字の1が蛇の目の縦の虹彩部分に似ているからそう呼ばれていると思います。又、数学的にはレピュットともいわれます。ちなみにレピュットとは、11、111、1111等のように1が並んだ自然数の事をいいます。コンピュータの世界でも二進法が使われるので1の並びには重要な意味があると思います。今回、製作しました111周年の焼印は幅45ミリ×高さ12ミリで、100Wの半田ごてに取り付けて電気ごてとして作りました。何周年記念という焼印は結構作りますが、今回の111周年は初めて作りました。