玉ねぎの焼印

玉ねぎをキャラクターにした焼印を作りました。食品をデザインした焼印はきゅうり、キノコ、リンゴ等色々と作りましたが玉ねぎのキャラクターは初めてです。小樽の隣の札幌には、幻の玉ねぎと言われる札幌黄という種類の玉ねぎがあります。札幌の東区の特産で、開拓使が明治時代に入植して最も早く玉ねぎの栽培を始めた地域です。札幌黄は明治時代から変わらぬ種類ということと、柔らかくて糖度と辛みのバランスが良いとの事で有名シェフやテレビにでるような有名レストランでも好まれています。札幌黄は煮込み料理に向いている玉ねぎと言われ、ビーフシチューやスープカレー、肉じゃが等にお勧めで熱を加えると辛みが消えて甘みが増す事から好まれています。そんな札幌黄ですが、あまり流通していない理由は、病気に弱く育てるのが難しく、形の不揃いなものが多く、規格販売をするスーパー等には向かなことと、普通の玉ねぎより日持ちがしないことがネックになっているようです。札幌黄は、北大の前身の札幌農学校で教鞭をとっていたブルックス博士がアメリカから持ってきた「イエロー・グローブ・ダンバース」という品種の玉ねぎを改良してできた玉ねぎだそうです。なんでも戦前は野菜不足に苦しんでいたソ連(今のロシア)にも輸出されていたそうです。

玉ねぎ焼印
玉ねぎ焼印の画像

写真は玉ねぎキャラクターの焼印をベニア板に押した時の画像です。大きさは、幅20ミリ程で40W電気ごて仕様で作りました。一度、玉ねぎに焼印を押した事があります。色々な野菜等に焼印を試し押しする事がありましたので、玉ねぎにも押して見ました。押すまでは、玉ねぎを切った時のように涙がでるのではと思っていましたが、実際に玉ねぎに焼印をしても涙はでませんでした。玉ねぎを切ると涙が出る原因は硫化アリルという成分が原因ですが、焼印の場合、玉ねぎに触れる印面部分の温度が高いのが涙がでなかった原因ではないかと思っています。
本当の事はわかりませんので知っている方がいらしたら教えてください。