アカデンの焼印

遠州鉄道㈱のアカデンの焼印を製作しました。国鉄が民営化してからかなりの年月が経ちますが、北海道では今、ローカル線廃止の問題が浮上してきています。元々、採算的に合わない路線を国営という事で、走らせていましたが、民営化した時にある程度、廃止やバス転換して経営合理化をはかっていましたが、年々かさむ赤字と地方都市の人口減少や産業の衰退で利用者が減り今ではJR北海道自体の営業をも左右しかねない状況になっています。他の民営化したJR各社と違い北海道の場合には、冬に雪の多い地区が沢山あり、除雪や保線維持の為のコストが多くかかることと新幹線のような高利益を生む路線が殆どないのも原因だったのでしょう。鉄道からバスへの転換も地元の反対等で上手く進まなかったのも問題を大きくしています。都会に住んでいる方には、わからないと思いますが、北海道の場合、鉄道をバスに転換した場合、正確な時間運用が出来なくなる事が大きな原因だと思います。例えば小樽に住んでいる私も隣の札幌に行くときに、夏場であれば、電車も高速バスも時間通りに運航されるのでバスで行くことが良くありますが、冬になると電車は時間通りに運航されてもバスの場合、20~30分程度の遅れがでることがしばしばあります。雪のために交通渋滞がおこる為で仕方ないのですが、予定が立たなくなるので電車を使うことになります。北海道ならではの事情がJRの営業にも影響して何は事実です。

アカデン焼印
アカデンの焼印画像

上の写真は出来上がりました遠州鉄道のアカデンの焼印をシナベニア板に試し押しした時の画像です。大きさは35ミリ角に収まる大きさで、150W電気ごて仕様で作りました。関東や関西には私鉄もたくさんありますが北海道にはないのもさびいですね。そう言えば日本で一番先に鉄道が開通したのは新橋と横浜の間ですが、2番目に開通したのは、小樽だったと知っていますか?当時の小樽は北のウオール街と呼ばれるほど景気が良く、日本銀行があったくらいでした。D51のプレートの焼印や蒸気機関車の弁慶号としずか号の記念焼印も作った事があるのは小樽という土地柄のおかげです。焼印ではありませんが、メタルアートで電車の運転用ハンドルのミニチュアのキーホルダーを真鍮と木で作った事もありました。今でも、小樽には、当時を思い出すことが出来る小樽鉄道記念館がありますので鉄道ファンの方は一度いらした方が良いと思います。