ひらがなの個々の焼印

「もったいない」と一文字ずつ個別に焼印を押す為に、「も」、「つ」、「た」、「い」、「な」の5本のひらがな焼印を1本ずづ製作してほしいとの依頼を受けました。「い」の文字につきましては、文章中には2度出てきますが、1本で併用します。又、「つ」の文字は小さめに作っています。後ほど、お客様から実際に積み木の押して、一つの文字にして使用した画像を頂戴しましたので、別ページのアイキャッチ画像で使っていますのでよろしければそちらもご覧ください。

上の写真は、製作しました5つの文字をシナベニア板に試し押しした時の画像です。「も」の文字が幅10ミリ×19ミリで「つ」の文字が幅13ミリ×高さ9ミリ、「た」の文字が幅15ミリ×高さ18ミリ、「い」の文字が幅16ミリ×高さ11ミリ、「な」の文字が幅13ミリ×高さ18ミリの大きさですが、頂戴したデザインが文字フォントの形ではなく、アウトライン化されたパスのデータでしたので、元の書体の縦横比を変えて変形させているかはわかりませんでした。通常、文字フォントは、文字のバランスをとるために文字により大きさが少しずつ違うので、見ただけでは文字を変形させているかわかりませんが、わざわざ、パスのデータのデザインを送ってこられたので、積み木に合わせて微調整していると思われます。
このひらがなの焼印は、電熱式での製作希望でしたので、80W電気ごてを1本に差し替えて使う方法で納品しましたが、後ほど、差し替えによる温まるまでの時間ロスから作業効率が落ちるという事で別にもう1本80W電気ごてを購入頂きました。焼印の印面を差し替えて使う場合、差し替えた印面が押せるようになるまで多少時間がかかりますので、一度に同じ文字のみを複数回押してから、別の印面に変えるか、交互に押せるように2本程度電気ごてを用意するのが効率的でよいと思います。