焼印お客様ページ2

焼印のお客様紹介ページ2

前回の1ページ目に続きまして、焼印を製作頂きましたお客様のご紹介をさせて頂きます。お客様の都合で名前をふせたり、仮名にしたりする場合があります。できる限り沢山、ご紹介致したいと思います。

岡田屋様の焼印

北海道の地元からの焼印製作依頼です。色々なものに焼印を押してみたいとのことでした。只、デザイン的に細かいので、製材された木材や平面のでているある程度硬いものでしたら押せますが、柔らかいもの、凸凹しているもの等には、上手く押しにくい焼印になってしまいました。

岡田屋様の焼印
岡田屋様の焼印の印影

岡田屋様焼印の解説

高さ40mmの大きさで100W電気ゴテ仕様で製作しました。蔵の文字部分が混み合っていて、押した時に潰れそうでしたので、鋳造で出来上がった後に、小さな鏨で余白部分を広げました。鋳造の原型を作る時に、角度の付いた刃物で削るために、余白部分も、90度で彫れているわけではなく若干内側に角度がついていますので、鏨を余白部分の凹部分に入れることで90度に近い角度までなりますのでその分、押した時の、熱による変色が少なくなります。ニセコの文字ですが、細すぎて製作出来ない可能性があったので、納期を長めにもらい、上手くいかない場合には、若干、線幅を太くして再度作り直す予定でいましたが、無事、出来ました。焼印を収めたあとで、どらやきに押した画像をもらいました。もらった画像は、焼印サンプル画像ページに掲載してありますので、よろしければそちらをご覧ください。

後藤様の焼印

札幌にあります革工房様依頼の焼印です。サイフ等の小さな革製品に押すためにかなり小さいデザインになっています。革は比較的焼印の押し易い素材ですので大丈夫だと思いますが、他の素材は綺麗に押すのが難しいと思います。

後藤様焼印
後藤革様の焼印

後藤様焼印の解説

ご覧の通り大変小さいので、紙に試し押ししましたが、少しでも力が入ると、紙に深くめり込んで、文字の判読ができなくなりますので、紙に軽めにあてて押しました。それでも変色して読みにくい部分があります。線の太さは、0.5mm以上ということで製作していますが、この時には、思い切って製作に挑みました。
同じ焼印を革に押した画像が色々な革に焼印を押しますページにありますので、見比べて見てください。

ATELIER HAB様の焼印

東京都日野市にあります革工房、アトリエHAB様からのご注文頂きました焼印です。アトリエHAB様は革製品を中心にして、シルバーアクセサリーやビーズワーク等も販売しており、長く使って頂ける物、実用的に役立つ物を皆様の意見をお聞きしながら、ご提供致しております。

アトリエHab様焼印
アトリエHab様の焼印の印影

ATELIER HAB様焼印の解説

長さ60mmの150W仕様の焼印です。普通、60mm位の大きさになりますと200Wの電気ゴテになりますが、高さがあまりないことと、細い線が入り組んでいるので、印面の温度が高いと綺麗に押しにくくなりますので、150Wの電気ゴテにして、その分、台座部分を普通より3mm程度熱くして熱容量が大きくなるようにしました。鋏を持つ手の部分の線が細いのも台座を厚くした理由の一つで、電気ゴテの熱は中心部分から周りに伝わるので、印面の端に細い線があると、熱の伝わりが悪くその分、細い線が冷えやすくなる為です。

太田印房様の焼印

青森県弘前市にあります太田印房様からの依頼頂きました焼印です。意外と印鑑屋さんからの注文は多く、印鑑屋さんからの注文の場合は、デザインがしっかりとしていて、データもイラストレーターでアウトライン化されて入稿してもらえるので助かります。

太田印房様焼印の解説

左の写真は、太田印房様よりご注文の風丸農場の焼印です。30mm角の印面で角丸の枠が付いた一般的なデザインですが、書体が勘亭流という太めの書体で、余白部分の面積が小さいために放射熱で変色しやすい為に、多少、余白部分を広げて製作しました。100W電気ゴテ仕様で作りました。
右の写真は、同釜という文字の焼印で、書体が勘亭流でしたので、余白調整をしました。2本同時の注文でしたので、電気ゴテ1本で差し替えての使用となりました。

豊築森林組合様の焼印

福岡県、豊前市の豊築森林組合様からご注文頂きました。森林組合からの注文も結構ありますが、森林組合だからといって、切り出した木材に焼印を押すのではなく、自社内で持っている木工品の組立工房で使う事が、主な使用理由になります。

豊築森林組合の焼印
豊築森林組合の焼印の印影

豊築森林組合様焼印の解説

幅100mmの細長い焼印で、バランスがよく押しやすい書体で豊築森林組合とデザインされています。最初は、太めの書体をご希望でしたが、押しやすさを重視して余白のバランスのとれた書体にしました。200W電気ゴテ仕様での製作
200Wの電気ゴテの棒の太さが16mmで、ちょうど印面の高さに等しいので、200Wにしましたが、本来、300Wの電気ゴテでもよい大きさの焼印です。印面の彫りを5mmの深い彫りにして、その分、台座部分も厚くして作りました。

岡崎森林組合様の焼印

愛知県岡崎市の岡崎森林組合様よりご依頼の焼印を製作しました。岡崎市の約60%を占める23325ヘクタールの広大な面積を管轄する森林組合で、女性の活用にも力を入れており、お茶摘体験や間伐材の伐採体験等ができる森の女子会体験ツアーや女性の採用も活発で、女性の活躍宣言事業所にも指定されています。
山で使うための道具の販売もしており、山で蛇や蜂に襲われた時に応急処置ができるポイズンリムーバーや足場の悪い森林でも移動しやすいスパイク足袋、各種のナタやノコギリ等プロ仕様の道具を扱っています。

岡崎森林組合様焼印の解説

左の写真は、シナベニアに岡崎ホームの焼印を試し押しした画像です。幅63mm、高さ15mmの200W仕様の電気ゴテ式です。右は同じ焼印を厚紙に押した時の画像です。厚紙の方が、木板より高い温度で押した方が綺麗に押せますが、その理由は、木板は、繊維の中に多くの空間を含みますが、紙は繊維と繊維が密着していて間に空間がないためです。焼印を押した時に紙の方が木板より周りに変色がおきにくい理由も繊維の密度が関係しています。

株式会社根子左様の焼印

茨城県水戸市にあります珪藻土等の自然素材を使って左官工事等を行っております株式会社根子左様よりご依頼頂きました焼印です。左官工事のプロ集団の根子左様では、エコクイーンという高品質な珪藻土の漆喰を使用して、一般住宅や介護施設の壁を塗り、珪藻土の優れた匂い吸着性や湿度の調整機能により健康で快適な住環境の提供を致しております。このエコクイーン、花粉症を持っている方には、大変好評で、家の内壁を、エコクイーンにしたところ、花粉症が治ったという方も沢山いるそうです。又、技術力の高さから、色々な文化財の補修工事も受注しています。

根子左様焼印の解説

上の写真は、3本同時にご依頼頂きました根子左様の焼印試し押し画像です。サイズは高さ30ミリで80W電気ゴテ仕様で製作致しました。電気ゴテは1本で差し替えて使う方法をとりました。左の雨貝は、太さがあり焼印としては押し易い書体です。中央の宇佐美は、細い線と太い線が混じった書体で躍動感のある文字ですが、細い線の部分、多少太くして製作しました。右の高橋の文字ですが、筆文字で流れるような部分が難しく多少修正を加えて作りました。

山下様の焼印

札幌にお住まいの山下様よりの製作依頼の焼印です。個人の方からの注文です。

山下様焼印
山下様ご依頼の焼印

山下様焼印の解説

上の写真は、山下様からの依頼で製作しました焼印で、お友達にプレゼントするためのものです。幅33mm、高さ35mmの大きさで80W電気ゴテ仕様で作りました。印面の大志さんと友香さんが結婚するので、お祝いの品に焼印を押してプレゼントしたいとの事でした。結婚祝いの品物に焼印を押すことが結構あります。焼印で押した印影は、印刷されたものと違い、簡単に消えませんし、年月が立つほど味わいが深くなるということで、結婚祝いの贈り物に焼印を押すそうです。今回のデザインの上の山が二つ並んでいるところも、これからの人生、山あり谷ありですが、二人で努力して乗り越えてくださいという意味があるそうです。
又、焼印本体をプレゼントする事もありますが、その場合には、焼印の印面部分に金メッキを施して贈り物にします。

ポコリコ様の焼印

長野県安曇野市にありますライフスタイルショップポコリコ様よりご依頼頂きました焼印です。ポコリコ様は、ヨガ全般に関する事業をされており、ヨガ教室や
全米ヨガアライアンス認定プログラムにそった講師養成講座を行ったり、カラフルで機能的なヨガウェアをネット販売、全国規模でイベント出店したりしています。

ポコリコ様焼印
ポコリコ様の亀の焼印

ポコリコ様焼印の解説

亀の形のポコリコ様の焼印です。幅25ミリ高さ30ミリの大きさの焼き印です。100Wの電気ごてと温度コントローラ付きです。試し押しの画像は、白いコーティングがされた厚紙に試し押ししました。
何度か試し押ししているうちに焼印にコーティングの一部がくっつてしまいました。左上の亀の手の下の黒い部分がそうです。活発的に動くヨガ教室のロゴマークが動きの遅い亀とは、中々面白いですね。それとも、亀のように動きが遅くてもコツコツと努力して大成をなす事をあらわしているのでしょうか。

Easy Living様の焼印

青森県弘前市のEasy Living葛西様からの依頼頂きました焼印です。
愛着のある家具を気持ちよく長く使ってもらいたい。その思いがEasy Living
様の家具作りの原点だそうです。私も日曜大工で簡単なものは作りますが?
愛着のある家具を気持ちよく長く使ってもらいたいとの事からEasy Livingという名前をつけたということです。主催者は、葛西さんという方でNHK文化講座の講師をなさっていた事もある家具職人さんです。刀の鞘も作った事があるそうです

イージーリビング様焼印
養蜂場の焼印

Easy Living様焼印の解説

Easy Living様では、養蜂箱も作っているようで、今回製作しました焼印は蜂のデザインの養蜂場のものです。60×13.5ミリの大きさです。 蜜蜂の養蜂箱に使用するとのことです。 印面が細長いので、端まで熱が回るように、台座部分を厚くして150W電気ゴテ仕様で製作させて頂きました。蜂のデザインですが、足の部分の線が細くて多少太く修正し、胴の部分の白いシマシマ模様も印面ができてから出やすいように鏨で溝を少し太くしました。山の文字だけ少し下に下げたデザインは、結構、訴求力がありさすがだと思いました。